EB tresos AutoCore
量産対応AUTOSAR standard software
エレクトロビットのEB tresos AutoCoreはオートモーティブECUのためのAUTOSAR準拠のbasic softwareで業界トップの実績を誇ります。エレクトロビットのAUTOSAR basic software coreは量産用のオートモーティブECU開発にも使うことができ、AUTOSAR リリース 2.1やリリース 3.1、さらにCAN、LIN、FlexRayとのどの組み合わせにも対応できます。さらに、スケーラブルAUTOSARスタックとしてHIS-recommendationsのセレクションを含んでいます。そしてなにより、量産対応バリアントとしてBMW社、Volkswagen Group向けにAUTOSAR basic software coreを開発いたしました。
また、オートモーティブでよく使われている様々なマイクロ・コントローラにも対応しております。セミコンダクタ・ベンダーと協力してモジュールの開発を行い、プロダクションでの品質を保証するために対象となるシステム上での包括的なテストも行います。総合的なソリューションを提供するエレクトロビットのEB tresos AutoCoreを使うことによって革新的なアプリケーション・ソフトウェアの開発をスムーズに始めることができます。
アプリケーション・エリア
AUTOSAR標準の幅広いスコープと、自動車メーカー及び自動車部品メーカーからの協力によって、アプリケーションの幅広い分野での可能性が生まれます。エレクトロビットのEB tresos AutoCoreは次のような場面で使われています。
- ボディー、シャーシー、パワートレイン・ドメイン
- FlexRay、CAN、LIN、ゲートウェイを必要とするECU
- AUTOSAR標準に準拠したソフトウェアを必要とするプロジェクト、一般的には複数サプライヤーのプロジェクトやソフトウェアの再利用に焦点をおいたプロジェクト。
EB tresos AutoCoreには英語でのテクニカル・ドキュメントが揃っており、サポート体制もエレクトロビットのhelp deskを通して整っております。
エレクトロビットのエンジニアリングサービスチームはEB tresos AutoCoreを未対応の特定のプラットフォームに対して移植し、お客様側で使われているモジュール等を統合することも行っております。
Runtime environment (RTE)
エレクトロビットのruntime environmentはAUTOSAR software component descriptionに基づいて生成されます。
これは次のことを約束します。
- アプリケーション・ソフトウェア層とRTEの完全な統合
- 少ないオーバーヘッド
エレクトロビットのRTEはエレクトロビットのオペレーティング・システム、EB tresos AutoCore OSと組み合わせることによってstand-aloneで動作させることができます。これにより、ファースト・ステップとしてお客様がすでにお持ちのECUソフトウェアをAUTOSARに移行させることができます。加えて、エレクトロビットのRTEはAUTOSAR Validator 2 Project (implementation of an AUTOSAR RTE参照)に完全に準拠しております。
オペレーティング・システム
AUTOSARシングル・コア・OS
エレクトロビットの組み込み系リアル・タイムOSはAUTOSAR標準に準拠しています。また、OSEK/VDK標準にも準拠しており、全てのOSEKコンフォーマンス・クラスをサポートしています。また、エレクトロビットのAUTOSAR OSは全てのAUTOSARスケーラビリティ・クラスをサポートしています。これは、スケジュール・テーブル、グローバル・タイム・シンクロナイゼーション、OS・アプリケーション、タイミング・プロテクション、そしてハードウェアのサポートがある場合はメモリー・プロテクションといったものです。もし、メモリー・フットプリントとCPU・ランタイムを減らしたいのであれば、EB tresos AutoCore OSはコンフィギュレーション内で使用されていない全てのコンポーネントを除き、ソース・レベルで最適化することができます。
- スケーラビリティ・クラス1~4
- OSEK OS標準の規格外の機能はメモリー・プロテクション、実行プロテクション、スケジュール・テーブルです。
- OSEK OSと比べて改善されたロバストネス
- Stack usage measurement機能
- Net task duration measurement機能
- Pre- and post ISR hook機能
- コンフィギュレーション・レポートの生成
- ORTI (OSEK RunTime Interface) サポート
- AUTOSAR Validator 2 Project (implementation of an AUTOSAR OS参照) 内のアプリケーション
AUTOSARマルチ・コア・OS
一つのECU内でマルチ・コア・プロセッサを使うことによって、アーキテクチャのスケーラビリティをより簡単に広げることができ、消費電力に対するパフォーマンスやデータ・スループットを改善することができます。マルチ・コア・アーキテクチャはコントロール・ファンクションの効率を向上させるだけでなく、セーフティの分野での可能性も広げます。マルチ・コア・プロセッサはそれぞれが完全に独立し並列に動作しているので、様々なセーフティ・アーキテクチャをサポートします。AUTOSAR標準に加えて、エレクトロビットの実装では次の機能を提供しています。
AUTOSAR release 4.0に沿ったマルチ・コア・エクステンション
- AUTOSARマルチ・コアstartup、shutdown
- Inter-OS-Application Communicator (IOC)
- Multicore locking メカニズム (AUTOSAR spinlock API)
- シングル・コア・アプリケーションとのバックワード・コンパチビリティー
次の項目によるcode sizeとexecution timeの最適化
- configuration-dependent source-level最適化
- AUTOSARカスタマイズ・サポート
- 全てのタイミング・プロテクションとタイム・カウンターに対して一つのハードウェア・タイマーの使用
- オプションとして、small auto-incrementing software counter
API function
- TaskとISRのruntime measurement
- CPU-load measurementのためのAPI function
- デバッグ用ORTIサポート
セーフティ関連プロジェクトのためのAUTOSAR OS
エレクトロビットのセーフティ関連プロジェクトのためのEB tresos AutoCore OSはmicro-kernel OSとQM OSを含んでおり、どちらもAUTOSAR OSの機能を完全に踏襲しています。また、どちらもお互いに干渉することはありません。Micro-kernel OSはタスク間のメモリー・プロテクション、インタラプト・ハンドリング、コンテキスト・スウィッチングに関連した全ての機能を内包しています。また、これはASIL Dに従って完全に検証されています。QM OSはAUTOSARスタックを完全なものにするための残りのAPI functionを内包しています。
Communication stack
- パフォーマンスが最適化されている
- 既存のcommunication controller hardwareの最適な使用
- FlexRay、CAN、LINのサポート
- トランスポート・プロトコル層とネットワーク・マネジメント
- Stand-alone gateway controllerとしての適応性
- Non-AUTOSARプロトコルを使用したモジュールやXCP、TCP/IPへの拡張性
- Memory-、error-、mode managementモジュール
- ECU mode management、diagnostic error handling、memory managementといったAUTOSAR serviceをほぼフル・レンジでサポート(例えばdiagnostic protocol UDS(ISO14229))
- DEMとDCMのOEM-specific diagnostic routine対応
ファームウェア
エレクトロビットは主要なセミコンダクタ・ベンダーとMCALモジュール(microcontroller abstraction layer modules)の開発においては近密な関係にあり、オートモーティブ分野においてよく使われているマイクロ・コントローラに対応しています。このMCALモジュールのstandard software モジュールとのコンパチビリティー・テストはエレクトロビットで行い、EB tresos AutoCoreへのインテグレートも行います。
これは次のことを約束します。
- 新しいマイクロ・コントローラへの素早い対応
- On-chip featureの最適な利用
- ハードウェアに依存したファームウェアの他のEB tresos AutoCoreモジュールとのシームレスなインテグレーション
現在、フリースケール社、富士通社、インフィニオン社、NEC社、ルネサス社のマイクロ・コントローラに対応しています。
統合的なツールサポート
EB tresos AutoCoreは、EB tresos Studioによってコンフィギュレーション、バリデーション、そしてジェネレーションすることができます。
- それぞれのモジュールに対して個別のエディターが用意されています。
- 共通なグラフィカル・ユーザ・インターフェース
- Configuration validity checkによってconfigurationの整合性をチェックできます。
- DBC、LDF、OIL、AUTOSARファイル・フォーマットのインポート機能
さらに、EB tresos product lineの他のツールによってFlexRay、CAN communication protocolのコンフィギュレーションが可能となり、FlexRayとCANクラスター・エミュレーション機能によってdebug and traceが容易になります。
統合的なプロジェクト・サポート
EB tresos AutoCoreの機能のスコープはAUTOSARです。しかしながら、それのみに限定されているわけではなく、有能なエンジニアリングサービスやプロジェクトサポートも充実しています。
- お客様独自のbasic software moduleの仕様策定、実装、インテグレーション
- 特定のマイクロ・コントローラへの移植
